フェアトレードで世界を応援しよう(カンボジア編)

コロナ禍のカンボジア

インタビュー : クラタペッパー 倉田浩伸さん

「今だからこそ、みんなで頑張ろう」

コロナ禍からのカンボジア

4月から始まったカンボジアの県境を封鎖するロックダウンは4月末には解除されたが、ロックダウンの間、都市部では店舗など閉まっていることや観光で訪れる人々もいない状態であった。けれど、都市部に比べ地方では自給自足の生活で暮らしていることから、食べるものが急になくなるといったことが起きにくかった。そのため、都市部で暮らすにはお金がかかるため、ロックダウン前には地方へ帰省する動きもみられた。また、これまでは野菜やくだものをベトナム、タイで大量生産された価格が安いものを輸入していたが、コロナ禍で国境が封鎖されたことにより、カンボジア国内産の内需が拡大されることにもつながっている。

クラタペッパーへの影響

カンボジア都市部に構えているバーやレストランなどの店舗の多くは営業停止を命じられる中、本店は営業を続けたが2号店は休業。しかも開店はしていても観光客がほとんどいないため売り上げはない。普段だと、お土産やカンボジア国内で卸しているペッパーも、ロックダウンからほとんど注文がなくなっている。26人の社員も、3分の1は地方に帰り、残っている社員は売上がないことを懸念して経費削減しながら営業を続けている。店舗に掛かる家賃は、大家さんの好意から半額または3分の1になるなど、コロナ禍で困難な状況である今だからこそお互いに苦しみを分かち合おうという動きになっている。

胡椒の収穫は、自社農園では3月で終わっていたため収穫に関して問題はなかった。30世帯の契約農園に対しては、胡椒の収穫後、輸出先との取引が延期された為、約束した量の胡椒の買取が行えていない状況である。だが、今まで培われた信頼関係により、出荷を待ってもらうことができている。

他にも、胡椒を袋詰している梱包材は品質を守るため日本製を使用しており、航空便でカンボジアへ送っているが、航空便での輸送ができないため袋詰作業が行うことができていない。

日本国内でも、全日空の直行便が欠航となった為、「生胡椒」の注文が受けられなくなったり、胡椒の在庫がなくなり納期が遅延するなど、お客様に御迷惑をお掛けする事になった。

 

カンボジア国外の様子

インドネシア、マレーシアでは、先進国からの二次産業で成り立っており、輸出ができない状況からかなりの困難がみられている。工場も休業となり、雇用されている人々がどのような状況なのかもわからない。

これからのこと

様々な失敗から学んだことで、今があり、人との信頼関係を大切にしてきたことで今を築くことができてきた。これからは、カンボジアや日本だけでなく広く世界にカンボジア産の胡椒を、届けていきたいと計画中である。

株式会社クラタペッパー