フェアトレード名古屋のフリーペーパー「惣sou」第10号

絶賛配布中!!

出かけてみよう、旅してみよう。 あなたの街はフェアトレードタウン?

知れば知るほど出かけたくなる  日本に広がるフェアトレードタウン

皆さんは、散歩が好きですか?いつもと違う道を歩くだけで、意外な発見がありますよね。それは、素敵なお店だったり、歴史的な建物だったり、自然だったり、そして人々だったり。 

そんなあなたの街も”フェアトレードタウン”になるかもしれません!

第10号となります今回は、フェアトレードタウン4年目の名古屋から、日本全国に広がっているフェアトレードタウンの仲間たちをご紹介します。

FTタウン認定がすぐそこに迫っている4つの地域「札幌市・三重県いなべ市・岐阜県垂井町・島根県松江と出雲市」を取材しました。

それぞれの街ならではの奇跡・軌跡があり、おもしろい!

FTタウン運動は、地元で受け継がれている文化や伝統、自然の恵みの大切さや魅力の再発見と同時に、身近な課題にも気づかせてくれます。

もっと街をたのしみ、もっと街を知りたくなる、

フェアトレードでつながる街巡り、そんな新しい旅が始まる予感。

 

日本のFTタウンの第1号は熊本市(2011年)、アジア初となり、次に名古屋市(2015年)、逗子市(2016年)、浜松市(2017年)そして、2019年は、札幌市、三重県いなべ市と認定が続きます。

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祝 5番目誕生! フェアトレードタウンまで秒読みの札幌市

人口196万人、最北の政令指定都市、札幌。ここには名古屋とよく似た街の風景があります。さっぽろテレビ塔と大通公園の風景は、まるで名古屋テレビ塔と久屋大通公園。どちらの街のFTタウン運動も『塔』を中心に巻き起こりました。さっぽろテレビ塔のある大通公園では2007年から毎年6月、来場者1万人超のイベント「フェアトレードフェスタinさっぽろ」が開催されFT認知度を上げてきました。名古屋テレビ塔下久屋大通公園では毎年5月の世界フェアトレードデーやタウン認定式などのイベントを開催。どちらの街のタウン運動も天高くそびえ立つ『テレビ塔』というシンボルの元で育まれ、互いに親近感を感じています。

札幌のフェアトレード運動の歴史は1980年代に始まり、フェアトレードフェスタは2003年から開始、FTタウン運動は2008年から。ラストスパートは2017年フェアトレードタウンさっぽろ戦略会議設立から。そしてついに2019年その時がきます。札幌の皆様が粘り強く力強く優しく丁寧に積み重ねた取り組みの結果、FTタウンに認定されます。

札幌市内でのFT商品取扱店は300以上。2018年10月札幌市議会にてフェアトレード推進決議が可決。同年11月28日札幌市長によるフェアトレード支持表明が宣言され、6つの認定基準を全てクリアしました。フェアトレードタウンさっぽろ戦略会議代表の萱野智篤さんは「立場逆転で学ぶ。若い世代から意欲的に未来の在り方を学習するのが理想的。フェアトレードは未来を信じる道具でもあるのです」と明るい表情。札幌市は今年6月、日本で5番目のFTタウンに認定の予定です。

フェアトレードタウンさっぽろ戦略会議 https://fttsapporo.blogspot.com/

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2、いなべ市

最速でのタウン認定に期待高まる! 速攻型の三重県いなべ市

2003年に員弁郡の4町(員弁町·北勢町·大安町·藤原町)が合併し、いなべ市となりました。ダイナミックな自然と昭和レトロな街並みに惹かれ訪れるファンも多いこの街は、この春、高速道路が開通し名古屋から車で45分という近さになりました。昨年12月の市議会で「フェアトレードの取組に関する決議」が全会一致で可決し、今年2月2日、市民の見守る中、日沖いなべ市長によるフェアトレードタウン支持表明の宣言が和やかに行われ、いなべ市は新たな一歩を踏み出しました。

タウン運動の始まりは年齢も業種も異なる3人から。いなべ市在住の主婦 羽場典子代表(ミャンマーのソバ栽培のフェアトレードに携わる)、地域おこし協力隊の帖佐真之介 副代表、若き熱血いなべ市職員の加藤雄介 委員。これまで羽場さんが温めてきた想いに2人が加わり、2018年5月「いなべ市フェアトレード推進委員会」発足。そこから8ヶ月で市議会決議と市長宣言を成就。どこよりも速い基準クリアとなりました。

いなべ市では、地域外の人材を積極的に受け入れ地域協力活動を行う「地域おこし協力隊」を導入し、20名以上の協力隊が移住しています。その中の1人がフェアトレードコーヒーを扱うカフェ&ギャラリー「桐林館 阿下喜美術館」を経営する帖佐さん。ここを活動の拠点として、市民をはじめ、地元大手自動車メーカー、金融機関、福祉施設なども加わり、今ではフェアトレードが街つくりの横ぐし的な役割を担っています。人口減少や高齢化が進む地方では、外部からの人材による若い発想が街の魅力づくりにつながります。地域活性化にフェアトレードタウンが貢献できる、そんなモデルケースが今、いなべ市から広がり始めています。

いなべ市フェアトレード推進委員会 https://inabe.fairtrade@gmail.com

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3、垂井町

目指すは日本初「町」でのタウン認定! 熟成型の岐阜県垂井町

岐阜県垂井町、現在タウン認定を目指している地域として最小規模。けれども、やることなすことが周囲を感心させ、驚かすようなパワーがあります。垂井町は、岐阜県西部の不破郡に属する町。 美濃国の国府趾、一宮などの所在地として有名であり、古代から美濃国の中心として、中世には中山道の宿場町(垂井宿)、美濃路の分岐点、南宮大社の門前町として栄えました。現在は、この南宮大社の入り口に大きな赤鳥居が残され、私たちに強烈な印象と現代へとつながる伝統と文化を感じさせます。

その赤鳥居をくぐり抜けると、やがて『みずのわ』に到着します。ここは、NPO法人泉京(せんと)·垂井が運営するお店。フェアトレード商品や自然豊かな垂井町·揖斐川流域で作られる食品類から雑貨·工芸品などを取り扱います。垂井町における地産地消とフェアトレードの普及啓発の拠点として、生産者の顔が見える消費生活を推進します。揖斐川という流域単位での循環型社会を、泉京·垂井の副代表 神田浩史さんは「穏豊(おんぽう)」という金銭的価値だけで測らない豊かな社会の実現を願っています。

2011年の第1回目を開催以来、定期的にフェアトレードデイ垂井を開催。揖斐川流域内そして国内フェアトレードで、生産者の想いをつなげ、ゆっくり時間をかけて熟成させた初の町型タウン認定の実現が待たれています。

フェアトレードタウン垂井推進委員会 https://www.facebook.com/ftt.tarui/

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4、松江市&出雲市

フェアトレードタウンを目指す活動がユニーク! 島根県 松江市と出雲市が一緒に?

風光明媚な宍道湖を仲良く挟んで「水の城下町」松江市と「縁結びのまち」出雲市があります。島根県のこの二つの地域が今、フェアトレードタウンを目指しています。

2018年11月に発足した「松江と出雲をフェアトレードタウンにする会」は、生まれたてのエネルギーに満ちた市民団体。フェアトレード推進イベントを次々と開催し仲間をどんどん増やしています。松江在住の清井優子代表は「さまざまな活動で地域住民の関心を高め、地域活性にもつなげたい」と目を輝かせます。

きっかけは、清井代表が「なぜチョコレートがこんなに安いのだろう?」と疑問を持ったことから。そこには劣悪な労働環境や児童労働が背景にあり、チョコレートができるまでに犠牲になっている人達がいること、その改善手段としてフェアトレードがあることを知り、行動しようと思い立ちました。地域の人たちに呼びかけると「解決に向けて何かしたいと感じつつも、手段が分からない」と思っていた人が意外にも多く、そんな人々が「松江と出雲をフェアトレードタウンにする会」に賛同。取り組みは地域のメディアにも取り上げられ、発足当時は6人だったメンバーが半年も経たないうちに60名にまで増えました。地域の人々が求めていた活動の始動であり、注目と期待が高まっています。

また、松江と出雲の隣市同士がフェアトレードタウンを目指すのには意味があります。出雲の神様と、松江の殿様が、地域と世界との縁結びを強め、お互いに切磋琢磨し刺激し合ような盛り上がりを期待。目指すは国内10番目以内のフェアトレードタウンに同時認定です。

松江と出雲をフェアトレードタウンにする会 https://www.facebook.com/matsue.izumo.ftt

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(1番目) 熊本市 2011年 6月 認定 人口74万

2011年、日本初、アジア初、世界で1000番目のフェアトレードタウンとなった熊本市。マニュアルもなく、フェアトレードへの市民の理解が当初はほとんどない中で「市民が自ら進んで行う行政との協働」として切り開いた。認定後2016年4月に熊本地震に被災するも、タウン運動から得た勇気を糧に、現在、「フェアトレードアイランドジャパン~日本列島まるごとフェアトレード~」を目指して活動中。フェアトレードタウンを目指す仲間を応援して全国、世界へ訪問している。

フェアトレードシティくまもと推進委員会 http://www.fairtrade-kumamoto.com

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(2番目) 名古屋市 2015年9月 認定 人口232万

約6年間のタウン運動が実り名古屋市を動かした。人口230万都市でのタウン化は大きな挑戦。「地球とのフェアトレード~地域と世界を、今と未来をつなぐ」をテーマにフェアトレードの視野を広げ、国際間の取引だけでなく、日本国内·地域間のフェア、地球の自然とのフェアも守る、エシカルな理念で広げ深めている。

合言葉は 「みんなでやろみゃあ ! フェアトレード ! 」。 誰も蚊帳の外にしないという想いで市民みんなが関わり、「気がつけば町中がフェアトレード」となるのが目標。

名古屋市は自らの調査で魅力に乏しい街ナンバー1となったことを公表。フェアトレードが名古屋の魅力の1つとして、街に訪れる人を増やせるよう貢献したい。

NPO法人フェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN) http://www.ftnn.net

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(3番目) 逗子市 2016年 7月 認定 人口6万弱

神奈川県三浦半島の付け根に位置する人口6万弱の街。海も山も楽しめる心地のいい土地柄は移住者にも人気。環境や社会貢献にも意識が高い。「ウェルフェア(福祉)」とフェアトレードを掛け合わせた「ウェルフェア·トレード」を推進。障害のある人が描いた絵をパッケージにした「ずしチョコ」を仕掛けるなど、福祉の視点を大事にしている。

逗子フェアトレードタウンの会 http://fttzushievent.wix.com/fttzushi

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(4番目) 浜松市 2017年11月 認定 人口80万

温暖な気候、砂丘や湖、ピアノや楽器、バイクの製造など、観光でも産業でも優れた浜松市。外国人労働者も多く多文化共生が根付き、外国との相互依存で浜松は成り立っている。そのためフェアトレードへの理解も早く、運動を始めて約2年で認定。翌年2018年には静岡文化芸術大学が日本初のフェアトレード大学に認定されている。

はままつフェアトレードタウン·ネットワーク http://h-fairtrade.net

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<フェアトレードタウン を目指している市や町>

北海道 旭川市、苫小牧市、函館市、新潟県 新潟市、佐渡市、栃木県 宇都宮市、茨城県 水戸市、埼玉県 川口市、千葉県 千葉市、館山市、東京都 世田谷区、大田区、武蔵野市、神奈川県 横浜市保土ケ谷区、静岡県 静岡市、長野県 飯田市、愛知県 一宮市、豊田市、刈谷市、大府市、兵庫県 神戸市、岡山県 岡山市、徳島県 徳島市、愛媛県 今治市、福岡県 北九州市、宮崎県 宮崎市

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フェアトレードタウンの作り方

~まだフェアトレードタウン でない町の皆さんへ~

<<6つの基準>>

★仲間と一緒にフェアトレードを広げる団体を立ち上げよう!

いろんな仲間と力を合わせてフェアトレードでつながる社会を盛り上げよう!

★フェアトレードをまちのみんなに知ってもらおう!

イベントや勉強会、キャンペーンをやって、フェアトレードの認知度を高めよう!

★学校や職場でフェアトレード商品を取り入れよう!

身近な人たちと一緒に、フェアトレード商品を使ったり食べたり、消費しよう!

★地元のみなんさんと一緒にまちを盛り上げよう!

地域で地産地消や福祉活動、まちづくり、環境活動などをしている人たちと連携しよう。

★フェアトレード商品が買えるお店を増やそう!

フェアトレード商品をいろんなお店で扱ってもらえるようにしよう!

フェアトレード取扱店舗マップを作るのもいいね!

★自治体にフェアトレードを応援してもらおう!

市長さんや議員さんにも一緒にフェアトレードを推進してもらおう!

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フェアトレードタウンとは

地域社会のあらゆる分野の人たちの参加を得て、ゆるやかに、まちぐるみでフェアトレードを応援し広げるという運動は、イギリスのガースタングという、人口約5000人の町で、2000年に第1号として始まりました。市民、行政、企業、小売店、学校など地域のみんなが一体となり、フェアトレード製品を購入・販売し、啓発イベントを開催するなどして、フェアトレードを広める活動を積極的に行います。現在2171の自治体がFTタウンに認められています。

日本のフェアトレードタウン

日本でFTタウンの動きが起こったのは2009年。熊本、名古屋、札幌、東京で、団体が生まれました。FTタウンになるためには、基準を満たす必要があります。日本でFTタウン を認定する組織「一般社団法人 日本フェアトレード・フォーラム」は日本の実態を検討し、日本ならではの基準づくりを行い、イギリスの5つの基準に、もう1つの基準「地域活性化に貢献していること」を加え、日本版の6基準が生まれました。

名古屋でのフェアトレードタウン運動

名古屋で、FTタウン運動が動き出したのは2009年。2013年には名古屋でFTタウン運動を行う4つの団体が1つにまとまり「フェアトレード名古屋ネットワーク」を設立。2015年にFTタウン認定となり、翌年2016年にはNPO法人化し、名古屋のFTタウンを維持する活動を続けています。タウン認定から3年目の昨年は、更新審査で、3年間の活動が評価され、見事更新となりました。

NPO法人フェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)の役割

人口232万の大都市名古屋がFTタウン認定を維持し、広げ前進するのは、簡単なことではありません。市民団体の代表として FTNN がその責任を背負い、また次の3年更新に向けて進んでいます。FTタウン 認定を受けると、町や市の役場にフェアトレード担当の窓口が設置され、市民と行政との協働でのフェアトレード推進活動ができるようになります。とはいえ、名古屋市にとっては、全てが未知の領域への新たな挑戦。行政が市民の思いに呼応し、市民運動やフェアトレードのことを正しく理解し、できることを1つずつ増やし、ゆっくりでいいので、じっくりしっかりと行政も街も一緒に前に進めますよう、FTNNは日々奮闘を続けています。

フェアトレードタウンなごやの特徴

フェアトレードを国際協力としての側面だけでなく、地球規模で自然循環を守る「地球とのフェアトレード」をテーマに、「地域と世界を、そして今と未来をつなぐ」取組を目指しています。フェアトレードというと途上国との取引のこと、と考えられがちですが、それだけでなく、国内や地元との取引、自然環境との取引をも含めて、広い意味でフェアで持続可能な取引を大事にします。また、若い世代、特に高校生たちの活動が盛んであることもフェアトレードタウンなごやの魅力です。

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年会費(個人正会員¥3000~/団体正会員¥6000~/個人賛助会員¥1000~/団体賛助¥10000~)

HP: http://www.ftnn.net       E-mail:staff.ftnn@gmail.com

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— 惣sou — 第 10 号 2019年 5月発行

発行:NPO法人フェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)

編集:三輪昭子 横山守

企画:原田さとみ

HP: http://www.ftnn.net       E-mail:staff.ftnn@gmail.com

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